ゲートルーラー 総合ルール Ver. 1.0.0(最終更新:2020年12月25日)

第16章 キーワードとキーワードスキル

16-1. 概要

 16-1a. キーワードとは、カードに表記されているシンボルアイコン(スキル名が白地黒文字アイコン)です。

  16-1a-1. キーワードのうち、特定の内容の能力を意味するものをキーワードスキルと呼びます。

  16-1a-2. キーワードスキルではないキーワードは能力ではありません。それは能力に影響する効果の影響を受けませんが、それを持っていることを他のカードや能力や効果が参照することがあります。

16-2. オーバードライブ

 16-2a. このキーワードスキルを持つカードがドライブ処理(10-2)によってドライブゾーンに置かれた時に使用できる常時能力です。

  16-2a-1. ‘【OD】(効果)’は、‘(効果)。この能力はオーバードライブ能力である。’を意味します。

 16-2b. オーバードライブ能力に関する処理は、第10章を参照してください。

16-3. タッチダウン

 16-3a. このキーワードスキルを持つカードを手札からプレイし、それをゲートで解決して場に置かれた時に誘発条件を満たす自動能力です。

  16-3a-1. ‘【TD】(効果)’は‘手札からプレイされたこのカードがゲートで解決されることによって場に出た時、(効果)’を意味します。

 16-3b. タッチダウン能力は、通常召喚によらずに手札からプレイして解決されることで場に出た際も誘発します。

16-4. カウンター

 16-4a. ルーラーに対するダメージによりこのキーワードスキルを持つカードがカウンターゾーンに置かれた際に処理を実行する常時能力です。

  16-4a-1. ‘【CNT】(効果)’は、‘(効果)。この能力はカウンター能力である。’を意味します。

 16-4b. カウンター能力に関する処理は、13-6dを参照してください。

16-5. 貫通

 16-5a. キーワードスキル‘貫通’は、攻撃により守備ゾーンのユニットを破壊した際にさらにルーラーにダメージを与える自動能力です。

  16-5a-1. ‘【貫通】’は‘このユニットが戦闘ダメージにより守備ゾーンのユニットを破壊した時、自身のSTKに等しい点数のダメージを相手ルーラーに与える。’を意味します。

  16-5a-2. 貫通は守備ゾーンのユニットに対する破壊処理がゲートに置かれた時点で誘発します(12-4b-3)。

 16-5b. 貫通によるダメージは戦闘ダメージではありません。

16-6. 警戒

 16-6a. キーワードスキル‘警戒’は、攻撃ゾーンにいたユニットがアタックフェイズ終了時に守備ゾーンに移動する自動能力です。

  16-6a-1. ‘【警戒】’は‘君のアタックフェイズ終了時、このユニットを空いている守備ゾーンに移動してよい。’を意味します。

16-7. 迎撃

 16-7a. キーワードスキル‘迎撃’は、ユニットによる攻撃を受けているユニットやルーラーが攻撃ユニットにダメージを与える常時能力です。

 16-7b. 迎撃能力に関するルールは8-5を参照してください。

16-8. 反撃

 16-8a. キーワードスキル‘反撃’は、戦闘ダメージを受けて破壊されなかったユニットが、攻撃しているユニットに対してダメージを与える自動能力です。

  16-8a-1. ‘【反撃】’は‘このユニットが戦闘ダメージを受けた時、このユニットが場にいるなら、自身のATKに等しいダメージを、その戦闘ダメージを与えたユニットに与える。’を意味します。

 16-8b. 反撃を持つユニットが戦闘ダメージにより破壊され、それが墓地に置かれず場に残った場合、そのユニットは反撃によるダメージを与えます。

16-9. 2回攻撃

 16-9a. 2回攻撃は、ユニットが1ターンに2回の攻撃を行うことができる自動能力です。

  16-9a-1. ‘【2回攻撃】’は、‘このユニットがこのターンの1回目の攻撃を行った戦闘終了時、このユニットをアクトする。’を意味します。

 16-9b. 2回攻撃を持つユニットが1回目の攻撃を行ってその終了時にアクトした場合でも、そのユニットは2回目の攻撃を行う義務はありません。

16-10. ファミリア

 16-10a. キーワードスキル‘ファミリア’は、自身に属性を追加する起動能力です。

  16-10a-1. ‘【ファミリア】’は‘通常:属性を1つ選ぶ。ターン終了時まで、このカードはその属性を得る。’を意味します。

 16-10b. ファミリアにより得る属性は、そのカードがすでに持っている属性に追加して得ます。

16-11. 不死身

 16-11a. キーワードスキル‘不死身’は、通常召喚を行うことのできる領域を拡大する常時能力です。

  16-11a-1. ‘【不死身】’は‘このカードは墓地からエナジーを支払うことでのみ通常召喚できる。’を意味します。

  16-11a-2. この能力は、カードが通常召喚できるタイミングを変更するものではありません。あくまで手札やドライブゾーンと同様に墓地からこのカードを通常召喚できることを意味します。

16-12. ソウルガード

 16-12a. キーワードスキル‘ソウルガード’は、ユニットが現在のゾーンから場以外の領域に移動する際に、その移動を実行しない起動能力です。

  16-12a-1. ‘ソウルガード’は‘即時 [このユニットのソウルを1枚墓地に置く] このフェイズ中、このユニットが次にこの領域から場でない領域へ移動する場合、代わりにそのユニットは現在の領域から移動しない。’を意味します。

 16-12b. ソウルガードによる置換効果が実際に実行された場合、以下が行われます。

  16-12b-1. そのユニットが負っているダメージは0になります。

  16-12b-2. そのユニットに、常時能力によるものでない、期限が特に指定されている継続効果が適用されている場合、その適用が終了します。

16-13. 創生召喚

 16-13a. 創生召喚とは、一部のユニットを素材とすることで、他のユニットを特殊召喚する起動能力に付与されたキーワードです。

 16-13b. 創生召喚の効果は、‘(素材処理)。そうしたら(特定のユニットカード)を特殊召喚してもよい。’という表記で示されます。

  16-13b-1. 素材処理においては、特定のカードを‘素材’として何らかの処理を実行することが示されます。

   16-13b-1a. ある効果が特定のカードが創生召喚の‘素材’とすることを参照する場合、それはそのカードをこの素材処理において領域を移動するカードに含むことを意味します

  16-13b-2. 素材処理で指定された行動は、まったく実行しないことを選択できます。その場合、それ以降の処理は実行されません。

   16-13b-2a. 素材処理で指定された行動を一部のみ実行することはできません。完全に実行することができない場合、それをすべて実行しないことのみを選択できます。

  16-13b-3. 特定のユニットカードがデッキ内のカードである場合、そのカードを特殊召喚した直後にそのデッキをシャッフルします。

 16-13c. あるユニットが‘【創生召喚】された’とは、そのユニットが創生召喚のキーワードを持つ能力によって特殊召喚されたことを指します。

 16-13d. ‘【創生召喚】に成功した’とは、創生召喚のキーワードを持つ能力によっていずれかのユニットが実際に特殊召喚されたことを意味します。

16-14. 深淵召喚/アビスシンフォニア

 16-14a. 深淵召喚は、墓地にあるアビスシンフォニアを持つユニットを特殊召喚する起動能力が持つキーワードです。

  16-14a-1. 深淵召喚は‘通常:(事前処理)君の墓地にある【アビスシンフォニア】を持つユニットを1体、その条件を満たす事で特殊召喚してもよい。’という表記で示されます。

  16-14a-2. 【アビスシンフォニア】で指定された行動は、まったく実行しないことを選択できます。その場合、それ以降の処理は実行されません。

   16-14a-2a. 【アビスシンフォニア】で指定された行動を一部のみ実行することはできません。完全に実行することができない場合、それをすべて実行しないことのみを選択できます。

   16-14a-2b. ある効果が特定のカードが深淵召喚の‘素材’を参照する場合、それはその深淵召喚により特殊召喚するユニットの【アビスシンフォニア】の処理内容において領域を移動するカードを意味します。

 16-14b. キーワードスキル‘アビスシンフォニア’は、このカードを深淵召喚するために必要な条件を指定する常時能力です。

  16-14b-1. ‘【アビスシンフォニア】条件:(内容)’は、‘このユニットを深淵召喚するための条件と処理は(内容)である。’を意味します。

  16-14b-2. アビスシンフォニアの有無は、それを持つユニットの通常召喚に影響を与えません。

 16-14c. あるユニットが‘【深淵召喚】された’とは、そのユニットが深淵召喚のキーワードを持つ能力によって特殊召喚されたことを指します。

 16-14d. ‘【深淵召喚】に成功した’とは、深淵召喚のキーワードを持つ能力によっていずれかのユニットが実際に特殊召喚されたことを意味します。

16-15. オープンカード

 16-15a. オープンカードは、特殊な使用タイミングです。

 16-15b. 使用タイミングが‘【オープンカード】’であるカードは、以下のルールが適用されます。

  16-15b-1. このカードが手札またはドライブにある場合、そのカードの支配者は、現在がゲート処理中でなければゲート処理の開始時点で、現在がゲート処理中ならただちに、このカードを手札からプレイしたかのように直接ゲートに置きます。その際、通常この時点でこのカードをプレイするために必要なコスト(14-3b-6)が存在する場合、そのコストを通常と同様に決定した上で、そのために必要な行動を可能な限り多く実行します。

   16-15b-1a. これにより決定された行動をすべて実行できない場合でも、このカードがゲートに置かれることは取り消されません。

   16-15b-1b. 何らかの理由でこのカードのために支払ったコストを参照する場合、これにより実行された行動を参照します。

   16-15b-1c. 複数のプレイヤーが同時にオープンカードを持つカードをゲートに置く必要がある場合、ターンプレイヤーが先に置きます。

  16-15b-2. このカードはセットゾーンに置くことができず、何らかの理由でセットゾーンに移動しようとする場合、その移動は実行されません。

   16-15b-2a. このカードは‘セットできる’カードであるとはみなされません。

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