第8章 アタックフェイズ
8-1. 概要
8-1a. アタックフェイズにおいて、ターンプレイヤーのユニットやルーラーは相手プレイヤーのユニットやルーラーを攻撃できます。
8-2. アタックサブフェイズ
8-2a. アタックフェイズでは、指定回数のアタックサブフェイズを実行します。
8-2a-1. アタックサブフェイズとは、アタック開始ステップ、攻撃指定ステップ、迎撃ステップ、ダメージステップ、アタック終了ステップの最大5つのステップからなる一連の処理を指します。
8-2a-2. 先攻プレイヤーの最初のターンでは、アタックサブフェイズは1回のみ実行します。それ以外では、可能な限り望む回数のアタックサブフェイズを実行できます。
8-3. アタック開始ステップ
8-3a. ‘アタック開始時’の誘発条件が発生します。また、これがこのターンの最初のアタック開始ステップである場合、‘アタックフェイズ開始時’の誘発条件が発生します。
8-3b. ゲート処理を行います。
8-4. 攻撃宣言ステップ
8-4a. ‘攻撃宣言ステップ開始時’の誘発条件が発生します。
8-4b. ゲート処理を行います。
8-4c. ターンプレイヤーは、以下をそれぞれ選択するか、攻撃終了を選択します。
・攻撃カードとして、攻撃が禁止されていないアクト状態の、自身のルーラーか自身の攻撃ゾーンのユニット1体
・攻撃目標として、そのユニットによる攻撃が認められる相手のユニットかルーラー1体か、ユニットの存在しないライン(3-6e)
8-4c-1. 特に効果により認められていないかぎり、攻撃目標は各ラインの最前のカードかユニットの存在しないラインのみです。
8-4c-2. 適正な攻撃カードと攻撃目標を選択できない、または攻撃終了を選択した場合、以下を実行します。
8-4c-2a. ‘アタックフェイズ終了時’の誘発条件が発生します。
8-4c-2b. ゲート処理を行います。
8-4c-2c. このアタックサブフェイズとアタックフェイズを終了します。
8-4d. その攻撃カードをレストします。攻撃を行うために他の行動を必要とする効果がある場合、ここで実行します。
8-4d-1. ここで行うべき行動がすべて実行できない場合、この攻撃は選択できません。
8-4e. これ以降、このアタックサブフェイズの間、この攻撃カードをその種類に応じて‘攻撃ユニット’または‘攻撃ルーラー’と呼びます。
8-4e-1. このアタックサブフェイズ中、この攻撃カードはその攻撃目標があったライン上の最前のカード(3-6e)を‘攻撃している’状態であるとみなされ、同様にそのライン上の最前のカードは‘攻撃されている’状態であるとみなされます。
8-4e-2. 攻撃カードは、支配者の攻撃ゾーン以外の領域に移動した場合、攻撃カードでなくなります。
8-4f. 攻撃カードが‘攻撃した’あるいは‘(攻撃目標を)攻撃した’誘発条件は、この時点で発生します。
8-4g. ゲート処理を行います。
8-5. 迎撃ステップ
8-5a. この時点で、攻撃されているユニットが迎撃(16-7)を持っている場合、このステップを実行します。
8-5a-1. 攻撃しているカードがルーラーである、または攻撃されているユニットが迎撃を持っていない、または攻撃しているカードが存在しない場合、このステップは実行せず、直接ダメージステップに進みます。
8-5b. 攻撃されている迎撃を持っているユニットは、自身のATKに等しい点数のダメージを攻撃しているユニットに与えます。
8-5c. ゲート処理を行います。
8-6. ダメージステップ
8-6a. この時点で攻撃しているカードが存在しない場合、戦闘終了ステップに進みます。
8-6b. 攻撃しているカードは、攻撃されているカードにダメージを与えます。
8-6b-1. 攻撃されているカードがルーラーである場合、攻撃しているカードは攻撃されているルーラーに、自身のSTKに等しいダメージを与えます。
8-6b-2. 攻撃されているカードがユニットである場合、攻撃しているカードは攻撃されているユニットに、自身のATKに等しいダメージを与えます。
8-6b-3. 何らかの能力や効果が‘戦闘ダメージ’を参照する場合、これにより与えたダメージを参照します。
8-6c. ゲート処理を行います。
8-7. 戦闘終了ステップ
8-7a. ‘戦闘終了時’の誘発条件が発生します。
8-7b. ゲート処理を行います。
8-7c. 戦闘終了処理として、以下を実行します。
8-7c-1. 戦闘中または戦闘終了時までを期限とする継続効果が終了します。
8-7c-2. この時点で実行すべきルールエフェクトや発生している誘発条件がある場合、優先権処理を実行し、その後に8-7b戻ります。そうでない場合、戦闘終了処理を終了します。