実はメリル・シュトラウスは、僕が習作として書いていた物語「魔王のダンジョン生放送」のキャラクターです。デッキ紹介記事や「裏日記」などの読み物は沢山書いてきましたが、小説はやはり難易度が高く、恥ずかしながら未完で終わっています。
しかし元々舞台がウォルナーの物語であり、山田さん一行を助けるキャラクターが必要ではあったので、ゲートルーラーのカードとして、彼に登場願いました。そうした出自であるがゆえに設定が多く、個人的には思い入れのあるキャラクターなのですが、それはユーザーの皆さんには関係の無い事。
なので「どこまで説明して良いのかなぁ」と遠慮がちになってしまい、あらかじめツイッターで需要があるかどうか、お聞きした次第です。
幸いにも沢山のご支持を頂けたので、恥ずかしながら公開させていただきます。あくまで余談としてご査収下さい。
◯メリル・シュトラウス。ウォルナーでも有数の巨大ダンジョン、「神封じの牢獄(デウス・インフェロス)」を支配するダンジョンマスターにして、地球に向けて「魔王メリルのダンジョン生放送」(チャンネル登録者数20万人)を配信する人気動画配信者。
◯前世は地球人の引きこもり。パソコンはアキバで買ってきたもので、独自の回線で地球とつながっています。あくまで彼のパソコンが地球とつながっているだけで、ウォルナーの一般にはインターネットは存在しません。
◯モニター等の外見が禍々しいのは、タダのデコレーションパネルです。形から入るタイプなんですね。
◯性格は、「卑屈なのに尊大でエエカッコしぃで気が弱く、オタク気質」であり、魔王としては優しすぎ、サービス精神が強く、部下にも甘々な弱点を持っています。
◯彼の支配するダンジョン上層階層の特性である、「死んだ冒険者からはレベルドレインして蘇生してポイするシステム」を利用して、死亡者が出ない=放送倫理に引っかからない「ダンジョン生放送」を地球に向けて配信。視聴者が、冒険者に向けてどんなモンスターを送り込むか等を投げ銭で選べるシステムを採用。女性冒険者パーティに対しては、メリルの作り上げたロクでもないモンスター「服だけ溶かすスライム」「下着をスティールする次元忍者」等の出撃が高確率でリクエストされます。(当たり前ですが、こんなモンスターはゲートルーラーには出ません(笑))
◯本人は激弱。実はレベルが高いのに、体力や戦闘力は「チワワ・コボルトとの闘いに命がけになれる世界唯一の魔王」と評されるほど。
◯ダンジョンの運営は「四天王」が取り仕切っています。カード化されている「龍血姫キメララ」はその一人で中層階のマスター。
「混血の戦闘種族」として生まれた(製造された?)キメララでしたが、本質的には闘いを好まない性格で、ゆるーい雰囲気のメリルのダンジョンに食客として居着いて以来、いつの間にか完全に腰を落ち着けてしまいました。
◯部下たちからメリルへの評価ですが、愛されてはいるが頼りにはされていないという所。特に女性モンスターからは、「イケメンの無駄使い」「設定ミス」「とてつもない美形なのに、なぜか絶対にそう見えない」とか、「じくうの ほうそくが みだれる!」など言われたい放題です。
◯「魔王の玉座」(六畳の引きこもり部屋)と秋葉原がゲートでつながっており、出かけるとしてもその程度。
◯宮廷魔術師のシオリとは同人誌即売会で出会って以降の知り合いですが(ウォルナーの住民なのに、なぜ地球で知り合うのか)、互いに謎の同族嫌悪があるようです。
◯カードストーリー的には、山田さん一行が助力を求める形で、メリルのダンジョンへと赴いて出会っています。ちなみに彼らはメリルの部屋からゲートを使って日本に戻れたのですが、メリルが気付かなかったために説明されませんでした。