第4弾イラストで、なぜか突然ウォルナーに降り立ち、“エックスカリバー”を背負って旅を続ける“宇宙怪人リクルーター”(以下リクルーター)。
彼の身に何があったのか?今回は今までの彼の足跡を振り返ってみましょう。
マジカルユニバース世界の支配を企む悪の組織(?)“エブリデイクライム”。彼はその構成員であり、優秀な人材を悪の道に引き込む勧誘者です。
「君の青春を、犯罪に(やるほうに)ぶつけてみないか?!」
そんな彼はある時、“天の川沿岸警備隊”に連行されそうになっていたアドリアーノを救い(?)ます。
彼は早速、言葉巧みにアドリアーノをエブリデイクライムに勧誘しますが……連続的にワームホールやブラックホールに吸い込まれ、宇宙船を失い、宇宙のどこともしれない場所に放り出されます。
小惑星で遭難していた彼らを救ったのが宇宙英雄、マスターフューチャー・エド。エドとエブリデイクライムは、宇宙遺産を巡っての宿敵同士。リクルーターは組織の構成員である事を秘密にし、エドの情報を掴んでから組織に戻ろうと画策します。
アドリアーノ・アドリック。陽気で親切なイタリア人で、何でも安請け合い(主に女性絡み)することからトラブルや事件を引きつけます。
共に遭難した経験を持つリクルーターには、古くからの親友のように接します。
マスターフューチャー・エド。銀河に名を馳せる天才物理学者にして冒険考古学者。リクルーターの言動の怪しさを見抜いていますが、同時にお人好しで善人な人柄も見抜いており、彼の秘密を追求しようとはしません。なぜか偶然、リクルーターに(本人にそのつもりがなくても)何度も命を救われるという、運命の結びつきを持っています。
「リクルーター、君には返しきれない程の恩があるね!」
万能ロボット・ポジム。エドの古くからのバディで、一行の住まう宇宙船ヴェルオクト号のナビゲーターロボット。言語プログラムに重篤な欠陥があり、口を開くと憎まれ口を叩くので、リクルーターとはあっという間に喧嘩友達になりました。
宇宙ジャーナリスト・クリステル。ゴシップ好きの彼女は、宇宙の裏事情を知り尽くすリクルーターとすぐに意気投合し、多くの秘密情報を共有する友人になりました。
エブリデイクライムの宿敵であるエドの情報を、ある程度握ったリクルーターは、少しばかりの寂しさを感じつつも、チャンスと見るたびに組織に帰還しようと脱走を試みるのですが……
どういうわけかいつも失敗します。
まるでパターン化されたギャグアニメのように、以下のワンパターンが繰り返されます。
新しい宇宙遺産の情報が入る。↓新たな冒険の場で、アドリアーノがトラブル(ゲストヒロイン)に巻き込まれる。↓一行がピンチに陥る。↓逃げ出そうとしたリクルーターが、ドミノめいた偶然で奇跡的に一行を救ってしまう。(または迎えに来たエブリデイクライムを撃退してしまう。)↓宇宙アーサーが出てきて敵をやっつける。
そんな事を繰り返しているうちに、ついに古巣であるエブリデイクライムからも、「憎むべきエドの仲間のひとり」と認識されてしまいます。
しまいには映画まで作成され、完全に「エドの一行」と全銀河に認識される始末。
そんな彼らに対し、本気になったエブリデイクライムは、刺客としてブラックメンを差し向けます。(ちなみに、ブラックメンを他の組織からヘッドハンティングした資金は、映画「激突!マスターフューチャーエドVSエブリデイクライム・イドのウェールの謎」が大ヒットしたことにより捻出されました。なんというマッチポンプ)
ブラックメン「掛かったなエド!私の宇宙アリジゴクに!半年前から待ち続けたかいがあったぞ!」
アドリアーノ「なんて暇なやつらなんだ!」
奇械メカ・ブラックアントライのマイクロ・ブラックホール発生装置を破壊すべく、単身出撃するエド。しかしブラックアントライの集中砲火を受け、重症を負ってしまいます。
乗り込んできたブラックメンとアドリアーノが激突。(何故か地球の映画ネタに詳しいブラックメン)一時的に覚醒したアドリアーノのゲートルーラー能力に押され、ブラックメンは一時撤退します。
もはや宇宙アリジゴクから抜け出せないと判断したリクルーターは、最後のチャンスに賭けます。
ヴェルオクト号最大の謎、「開かずのエンジンルーム」へと忍び込み、おそらくはそこにあるであろう何らかの宇宙遺産を手土産に脱出を図ろうとするのですが……
なぜそれを?!
リクルーターの前に現れた女神は何者なのか?(聖杯の女神です)
そして、彼女が持っている剣は、宇宙アーサーの持つダブルエックスカリバーであり、冒頭のイラストでリクルーターが背負っているもの。(2本ではなく1本)
リクルーターは、なぜこれを背負うことになるのでしょう?
ここからの展開は第4弾の新規イラストで明かされていきますので、今回はここまで。4弾カードイラストの多くが公開されているはずの、2月下旬ごろにまたお会いしましょう!