ミダス・ゴールドバーグ。
自らのゲートルーラー能力を研究対象とし、世界でもいち早くゲートルーラー能力の軍事利用に成功したG&G社の総帥であり、市場の神に使える司祭を自認する、経済活動の信徒。
あらゆるイデオロギーを超え、世界が必要とするモノを作り続ける事を信条とし、経済にとって最も大きなファクターである「戦争」をコーディネートする。
地球世界が平和に傾くことは良しとしつつも、異世界という新たな市場に戦火の種を蒔くことを目論む。
ゲートルーラーとしては、養子であるヨハン・ゴールドバーグが研究する「深淵召喚」を使いこなし、また、軍需産業であるG&G社の総帥にふさわしい、ミリタリーユニットを用いた重火力デッキの使用を得意とする。
傲岸不遜な性格であり、リアリストでありつつ欲望に忠実。
一方、鷹揚で懐が深く、不運に見舞われた人間に対する情を持ち合わせ、
「全ての人間には、公平にチャンスが与えられるべきだ」
との信念から、後進国に学校を作り続ける慈善団体を運営。万人にチャンスを与えんとする功徳を積む。
反面、チャンスを活かせぬ人間の怠惰と無能を憎み、即座に切り捨てる冷徹さも持っている。
ウォルナーの魔竜王、ポルヴィス・モウス・レクスと技術提携を行い、魔法と深淵召喚を学ぶと同時に、魔竜とその軍団のパワー・アップをもたらす科学技術を提供する。
ポルヴィスの最強の能力であると同時に制御不能の能力であった「100億年の壁」(ポルヴィスの体表面を覆う、通過するものに100億年の時間経過をもたらす時間障壁。防御は勿論、攻撃にも使える。『→イーオン・エンブレイス』) をコントロールする、ポルヴィス専用の全身装甲『ドレス』を開発。
ト・メガ・セイリオンのキプロス島襲撃の際には、「秘密兵器」、次元間ゲートを起動させ、「フルアーマー・ポルヴィス」を召喚。
ト・メガ・セイリオンを一撃で撃退せしめ、ATLAS軍に対する発言力を更に高めた。