マジカルユニバース宇宙に名を轟かせる、極悪非道の悪の軍団、エブリデイクライム！
その秘密を公開するコラムシリーズ第３弾だ。バッチリ覚えて、クラスの皆に差をつけちゃおう！
今回の特集は死と破滅と悪戯を司る魔女っ娘、「ジェニバビー」率いるキモカワ軍団だ！
キモカワ軍団は暗殺・テロ工作を主任務とする戦闘部隊でありながら、エブリデイクライム社内のレクリエーション係もこなす芸達者な軍団だぞ。
代々強大な魔力を持つ、魔女の名家のお嬢様ジェニバビーは、幼い頃から死後の世界に興味を持ち、「ちょっと逝ってくる。」と興味本位に惑星を爆発させド派手な自殺実験を敢行。晴れて死の世界の住民となった。
あの世で死神や死者との交流を楽しんだ彼女は、「飽きた。帰る。」と言い残して気合で現世に復活。以降、生と死の世界を自在に行き来する魔女となり、エブリデイクライムに入軍した。
性格は高飛車でひねくれ者。しかし部下への面倒見は良く、下の者達からは敬愛されている。
逆に大好きなダイアクトー様の前ではアガってしまい、幼児退行する事もしばしば。
見た目が自分たちとイメージの被るホラー軍団と仲良くなりたいと思っているが、自分や部下たちの外見も軽くホラーなので、相手からは怖がられている。
キモカワ軍団のメンバーの殆どは不死身なので、自分を巻き込んだテロや暗殺が得意。メンバーが遠い宇宙で粉々になっても、ジェニバビーが「お疲れ様。」と適当に復活魔法を唱えるだけで、基地内に復活する。このチート設定のお陰で、達成不可能と言われた様々な作戦を遂行しており、キモカワ軍団は組織内でも一目置かれている。
キモカワ軍団 なにか出てるクマ
ジェニバビーがゾンビとクマのぬいぐるみと「色々とヤバいもの」を合成して作り出した、キモカワ軍団の切り込み役。魔法生物でもあり、サイボーグでもバイオロイドでもあると同時に呪いの人形でも有るという、ややこしい存在。
職人気質の殺し屋で、本来は低くシヴい声で話すが、ジェニバビーには可愛く思われたいのか、無理して甲高いマスコット的な声を出している。
キモカワ軍団内に数体存在する「カースドールズ（呪いの人形）」最強の戦士であり、仲間同士で取っ組み合いの喧嘩が絶えないため、喧嘩の後にお互いを修繕しているうちに、裁縫が得意になってしまった。
因みに、後ろにいるサル型カースドールは「サルモネラ」。背後の巨大ウサギは「ウサ布団」。
キモカワ軍団 殺る気ユニコーン
「見えざるピンクのユニコーン」という、有神論を皮肉った思考実験に興味を持ったジェニバビーが、惑星一個分のエネルギーを凝縮して魔力に変換し、「ニセの神」を作り出そうとした結果生まれた魔法生物。理論上は神の如きパワーを持つはずだが、完全に頭がイカれている為実力の100分の１も発揮できていない。
常に神や宗教に関係する含蓄のある格言をつぶやいているが、言葉と行動は必ずしも一致しておらず、何をしでかすかわからない危険な存在だったが、最近になって敵と味方の区別がつくようになったため、キモカワ軍団の団員として正式に認められるようになった。
攻撃の際、高エネルギーを放出するツノを使えば敵戦艦をも撃破する攻撃力を持つが、どういうわけか馬の体で器用に相手に関節技を仕掛けるのが好み。非番のときには常にプロレス番組を見ている。
キモカワ軍団 サメ紳士
狂気に満ちたキモカワ軍団の中でも珍しい良識派。常にダンディな立ち振舞を崩さず、ジェニバビーのボディガードを自認している。
余談だが、エブリデイクライム内には数体の「サメ」が居るが、彼らはエブリデイクライムとは関係なく「サメ」としての同盟を結んでいるらしく、他の世界の「サメ」も含めて、何らかのサメ組織を結成していると考えられている。
一節には「スペースシャーク」を神として崇める宗教組織だとも、「カモホアリィ」という地球の神を兄貴分とした義兄弟のようなものとも言われており、サメ紳士もその一員である。
組織の正体については、サメデッキを操るゲートルーラーに聞いてみるしか無いのかもしれない。
キモカワ軍団 カリカリちゃん
死後の世界を行き来するジェニバビーが、「死影の軍団」から勧誘してきた呪いのスペース人形。
口数が少なく、大人しい性格の少女だが、戦闘の際には狂戦士のごとく大暴れする。ジェニバビーの「大切なお友達」の１体だが、死影とのつながりは消えておらず、エブリデイクライムと死影との間には、何らかの密約が有るのかもしれない。
（フレーバーテキストにエラッタあり。「８つの軍団」と書かれていますが、６軍団の間違いです。お詫びに第６弾ブースターでの新軍団の名前をご紹介。その名は…「ダークヒーロー軍団」です！）
スペースレーサー・キモカワ軍団
キモカワ軍団内でヤンキー漫画（族漫画）が大流行。スペースレースがあると聞いてメンバー総出で暴走行為に及ぶことにした。ダイアクトーからポケットマネーでプレゼントしてもらった宇宙バイクを大改造し、ありとあらゆる走行妨害機能を満載。ダイアクトー様以外の参加レーサー全員を恐怖のどん底に叩き落すべく、出陣した。
「亀の甲羅型爆弾」50個、「宇宙バナナの皮」100枚を装備し、蛇行運転を繰り返して進路を妨害。近付いたレースカーにはメンバーが飛び乗って破壊行為に及ぶマッドマックス戦法で、一時はトップグループに食い込む。
レース途中で知り合ったライバル「カラベラ」とレーサーの撃破数を競うが、アステロイドベルトで小惑星に激突。気合で巨大化した「殺る気ユニコーン」に乗ってレースを続行するが、テレビ中継船を追いかけ回して完全にコースを逸脱し、惜しくもリタイヤとなった。
