アークの戦士 アリスと仲間達

2021年02月03日   池田 芳正

                   

心優しき少女は、超戦士として覚醒する。

数百年前、地球によく似た異世界のひとつが、侵略次元によって「可能性のエナジー」を全て吸収され、滅ぼされました。

アリスは「悪魔の如き」と言われた恐ろしい破壊の力を持つ、その世界最強の超能力者でしたが、当時はまだ13歳の、争いを好まぬ優しい少女でした。そしてそれ故に、世界を守り切ることが出来なかったのです。

A7 マダム・ダッチェス(第3弾収録)
「嵐に同情が必要かい? 泣けば地震は収まるのかい?  優しいアリス。奴らは天災と同じなんだよ。」

自分に覚悟がなかったばかりに生まれ故郷を滅ぼしてしまったと考えたアリスは、自らの宿命を受け入れ、戦士として戦い続けることを誓い、年齢を13歳で停止させました。

侵略次元との永劫の戦いに身を投じる為です。

アークの戦士として

侵略次元を滅ぼすべく、異世界への旅を続ける復讐者の方舟「アーク

アリスはここに身を寄せ、多くの仲間達と対侵略次元の戦いを続けました。

数百年に及ぶ戦いの中。救えなかった世界、救えなかった者達、そしてごく少数ながら、救うことの出来た人々との出会いが、彼女を歴戦の超能力戦士として磨き上げていきます。

その中で、アリスの決意に惹かれ、彼女と共に戦い続けることを自ら誓った、「A7(アリスズ・セブン・サーヴァント)」と呼ばれる者達が集い始めました。

彼女たちはアリスの生まれ故郷にあったと言われる、ある物語の登場人物になぞらえて、自らのコードネームを設定したのです。

A7 ハンプティ・ダンプティ

ハンプティ・ダンプティのコードネームを持つ彼が、かつてどのような姿をしていたのか、何という名前だったのかは、時の彼方に忘れされれています。

彼らの世界も元々は生命に満ち溢れた世界だったのですが、長く厳しい戦いの中で戦える生命体を全て機械の体に置き換えていく必要にかられ、その結果「可能性のエナジー」を自ら失って滅ぼされてしまいました。

機械的なテレパシー能力でイメージを送る事でしか会話できない彼ですが、生命に対する限りない慈しみの心と、戦いに対する不断の想いは、仲間達全員が疑いを持たない所です。

ゲーム的には、アリスが破壊されそうになった時に即時タイミングでこれを差し込んだりする事で、アリスの破壊を事実上無効化して相手の計算を狂わせたりすることが出来ます。

A7 マッドハッター

陽気で同時に用心深いマッドハッターは、「トリックス」と呼ばれた種族の生き残りです。

「タネも仕掛けもある」と嘯く彼の「奇術」は、彼以外の種族には再現不可能な超常現象というべきもので、素手で弾丸を掴み取ったり、怪我をした流血部分を美しい花束に変えてしまったりします。

アリスに対しては、少し意地悪だけど優しい、兄のように接しています。

「もちろん僕たちは協力するさ、アリス。僕たちは本当ならこのゲームにとっくに敗北してるんだ。君が立ち上がるから続けられる。」

ゲームとしては、普通に自分のターンに召喚してもあまり意味のない効果ですが、アリスの能力で相手ターンに即時タイミングで召喚することで、破壊されそうになった味方ユニットを助ける使い方ができます。

この「HPをプラスする効果」は、A7やアリス以外にも使えるばかりか、守備ゾーンのユニットにも使えるため、非常に汎用性が高く強力です。

A7 ターミネイター・ジャバウォック 

彼はとある竜族の治める世界最強の、そして最後まで戦い続けた戦士でした。

彼の世界と、そして彼の肉体が滅んだ後でも、彼の闘志と悲しみは尽きること無く、アリスと仲間達の精神世界で生き続けており、彼女達の危機に「肉体をまとったゴースト」として顕現します。

凶暴な外見に似合わず物静かな思想家であり、紳士然とした声と物腰ゆえに頼られる、仲間達の相談役でもあります。

(能力は数日後に公開されます)

第3弾ではアリスの戦士としての師匠、「A7 マダム・ダッチェス」と、水槽に浮かぶ脳「A7 チェシャ猫」が収録される予定です。お楽しみに。

X